グーグル、アイルランドで初の長期再生可能エネルギー契約を締結

9月5日、グーグルは、Power Capital Renewable Energyと58MWの電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。

グーグルによると、本契約により、同社は2025年にアイルランドのオフィスとデータセンターで60%のカーボンフリーエネルギー(CFE)を実現する。新契約により、タラベグ・ソーラー・ファームの建設も可能になり、新たな送電容量を提供することになる。

グーグルによると、本契約は、2030年までに24時間365日CFEで全事業の電力を賄うという同社のコミットメントに貢献する。グーグルの親会社アルファベットは2020年に24時間365日CFEを目指すことを発表し、2030年までに全事業をカーボンフリーエネルギーで運営することを目指している。24時間365日CFEで運営するということは、同社が事業を展開するすべての地域において、毎日毎時、電力需要とCFEの供給を一致させることを意味する。

本契約は、先月Apex Clean Energyと189MWのPPA、4月にØrstedと15年150MWのPPA、3月に再生可能エネルギー取引インフラプロバイダーであるLevelTen Energyと協業し、PPAのためのRFPプロセスをより迅速かつ簡単に提供することで、取引の交渉と実行にかかる時間を約80%短縮するなど、グーグルによる一連の再生可能エネルギーに関する発表の最新版となる。

【参照ページ】
(原文)Google’s clean energy progress in Ireland
(日本語訳)グーグル、アイルランドで初の長期再生可能エネルギー契約を締結

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る