Nuventura、GHG削減ソリューションの成長に向け約400億円を調達

9月5日、持続可能なエネルギーインフラ技術を提供するNuventuraは、2,500万ユーロ(約400億円)を調達したと発表した。調達資金は、温室効果ガス(GHG)ベースのインフラ使用からのエネルギー業界のシフトを支援する同社の取り組みを加速することを目的としたソリューションの支援に充てられる。

2017年に設立されたベルリンを拠点とするNuventuraは、六フッ化硫黄(SF6)を乾燥空気で置き換えるGIS(ガス絶縁開閉装置)技術を専門としている。SF6はCO2の25,000倍以上の地球温暖化パワーを持つ強力なGHG。ガス絶縁開閉装置は、電力網やエネルギー・インフラにおける重要な部品である。同社によると、同社のGIS技術は、SF6に関連する運用や環境の問題を解消する一方で、コンパクトな物理的設置面積や信頼性といった利点は維持するという。

Nuventuraは、本資金調達により、製品ポートフォリオの拡大と世界各地での製造能力の開発を支援するとしている。

【参照ページ】
(原文)Sustainable switchgear technology firm Nuventura secures €25 million in Series A funding, to accelerate global energy industry’s transition away from harmful greenhouse gases
(日本語訳)Nuventura、GHG削減ソリューションの成長に向け約400億円を調達

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る