ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に関しても、情報開示を進める考え方が広がりつつある。ここでは、ウェルビーイングの概念と要素、人的資本経営との関係、投資家やアナリストが期待する人的資本やウェルビーイングに関して、具体的な取り組みおよび開示の事例やポイントを紹介する。

ウェルビーイングの概要

2024年版の世界の幸福度ランキングでは、日本は51となり、去年から4ランクダウン。仕事は人生の主要な面の一つであることを考えると、ウェルビーイング経営が今の社会にますます必要になってきている。

ウェルビーイングは、個々が自分の人生に満足し、充実感を得ることを指す概念であり、健康や幸福に留まらず、生活の質や意味を包括する。WHOでは「身体的、精神的、社会的なウェルビーイングの状態であり、単に病気や虚弱がない状態を指すのではない」とある。


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

執筆者紹介

マルティネス リリアナ (ESG Journal 専属ライター)
サステナビリティ学修士。シンクタンクにて海洋・大気環境に関する政策の策定支援を行う。国際海事機関(IMO)ではTechnical Advisorとして国際議論への参加経験を積み、その後、気候変動課題を中心に企業向けにコンサルティングを行う。非財務情報開示フレームワークからサステナビリティの国際動向まで幅広くコラムやホワイトペーパーで解説。

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-6-26

    EU炭素国境措置、簡素化で合意 中小企業の9割が対象外に

    6月13日、欧州議会とEU理事会は、域外からの輸入品に事実上の炭素税を課す「炭素国境調整メカニズム…
  2. 2025-6-25

    IFRS財団、ISSB基準の実務導入を支援する新eラーニングモジュールを公開

    6月13日、IFRS財団は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が策定した基準の理解と導入を…
  3. 2025-6-25

    バーゼル委員会、銀行の気候リスク開示・自主的枠組みを公表

    6月13日、世界の主要な銀行規制当局で構成されるバーゼル銀行監督委員会は、銀行が抱える気候関連の金…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る