生物多様性とは?保全から開示へ。事業にとってなぜ重要なのか解説。【再確認】

生物多様性は、1992年のリオ宣言の際に生物の多様性に関する条約が採択されたことから、地球の持続可能性において重要な課題であると国際的な認識を得た。以降、30年以上生物多様性を保全するための取り組みが進む中、近年では企業の対応への社会的要請が高まっている。TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:自然関連財務情報開示タスクフォース)の推奨項目に基づく開示が進んでいるのがその一例だ。

改めて、気候変動による災害が各地で発生する中、日本国内でも生物多様性に関する戦略(生物多様性国家戦略2023-2030)が策定されている。企業として生物多様性を改めて捉えなおし、対応を考慮する必要性が高まっている。

生物多様性とは

「生物多様性国家戦略2023-2030」において、全ての生物の間に違いがあることと定義されている。生物多様性は以下の3つの定義に分類される。


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る