11月27日、スウェーデンのグリーン鉄鋼会社のStegra（旧 H2 Green Steel）とエネルギー会社のUniperは、スウェーデン北部にあるStegraの工場に6TWhの電力を供給する長期契約を締結したと発表した。

この長期電力購入契約（PPA）により、Stegraは2027年から2032年までの6年間、合計6TWhの年間電力供給を確保する。

スウェーデン北部の同社の工場では、グリーン水素・グリーン鉄・グリーンスチールを大規模に生産している。2026年に操業を開始する予定で、最初の1年間で年間250万トンのグリーンスチールの生産を見込んでいるという。

グリーン水素を生成する700MWの電解プラントには大量の電力が必要で、この電解プラントで鉄鉱石を還元してグリーン鉄を作り、同社の工場での鉄鋼生産に供給する。Uniperとの提携により、Stegraは電力供給の重要な部分を確保したことになる。

【参照ページ】
（原文）Stegra and Uniper enter 6 TWh electricity agreement
（日本語参考訳）ステグラとユニパーが6TWhの電力契約を締結