8月17日、冷媒ガスの供給とライフサイクル管理を提供するA-Gasは、TPGのグローバル・インパクト投資プラットフォームであるTPG Riseの70億ドル(約1兆円)の気候変動投資戦略であるTPG Rise Climateが、過半数のオーナーであるKKRを含む投資家から同社の株式の過半数を取得したことを発表した。
エアコン、冷蔵庫、冷凍庫などの製品に使用される冷媒は、CO2の2,000倍もの温室効果ガスを含むことがある。冷媒からの排出を削減するソリューションは、企業が気候への影響に対処するために、HVACおよび冷凍業界でますます注目されるようになっている。
1993年に英国で設立されたGas-Aは、大気中への冷媒ガスの放出を防止し、ガスを回収、再生、再利用または破壊するための再利用プロセスを提供している。同社は、冷媒ガスのオンサイト急速回収、レガシーガスの安全な破壊、炭素クレジットの生成など、垂直市場にも事業を拡大している。
KKRは2017年にA-Gasの株式の過半数を取得した。買収以来、A-Gasはカナダ、ドイツ、オランダ、イタリアなどの市場への参入や米国でのプレゼンスの大幅な向上を通じてグローバルなプレゼンスを拡大し、年平均14%の収益成長を達成している。
KKRは、A-Gasの重要な少数株主として残り、TPG Rise ClimateおよびA-Gasのリーダーシップ・チームと協力していくとしている。
【参照ページ】
(原文)TPG Rise Climate Forms Strategic Partnership with KKR as New Majority Shareholder in A-Gas
(日本語参考訳)TPG Rise Climate、KKRから持続可能なガス管理会社A-Gasの株式の過半数を取得