CarbonChain、サプライチェーン排出量追跡プラットフォーム構築に向け約13億円を調達

4月25日、気候ソリューションのスタートアップであるCarbonChainが1,000万ドル(約13億円)を調達し、AIを活用したカーボンアカウンティング・プラットフォームの拡充を図っていることを発表した。

2019年に設立された英国に拠点を置くCarbonChainのカーボンアカウンティング・プラットフォームは、粒度の細かい資産レベルのデータで排出量追跡を自動化、企業や金融機関によるスコープ3やサプライチェーンの排出量可視化を促す。

原材料の採取から消費までのバリューチェーン全体からデータを収集することで、本プラットフォームはカーボントレーサビリティと製品のカーボンフットプリントを可能にし、ユーザーは排出量削減の機会を特定できるようになる。

同社は、本資金調達で得た資金は、新たな炭素会計・報告用製品の構築やチームの成長に充てるほか、製造業、商品、重工業など炭素集約型のバリューチェーンにおける顧客基盤を拡大するために使用すると述べている。

【参照ページ】
(原文)How much does your company pollute? CarbonChain gets $10M Series A to help answer that
(日本語訳)CarbonChain、サプライチェーン排出量追跡プラットフォーム構築に向け1,000万ドルを調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る