EU加盟11カ国、原子力に関する協力強化を要請

2月28日、ストックホルムで開催された非公式エネルギー相理事会に際し、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、フランス、ハンガリー、フィンランド、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニアの11加盟国の大臣および高官代表は、欧州委員会とスウェーデン大統領府と会談した。

本会談では、原子力分野での欧州協力を強化するという約束を共同で再確認した。ユーラトム条約の目的に沿って、研究の促進と技術情報の普及、国際的なベストプラクティスに沿った統一安全基準の設定、欧州の原子力能力の開発における産業協力の強化は、共通エネルギー政策の重要な目標である。

閣僚は、サプライチェーンを越えた最善の協力を確保するため、 共同訓練プログラムや産業プロジェクトの模索に合意した。 各国の原子力部門間の緊密な協力を促進し、革新的技術に基づく新規プロジェクトや既存プラントの稼働を支援するとした。また、科学的な協力の強化や、安全分野におけるベストプラクティスの協調的な展開の可能性についても議論した。

【参照ページ】
Onze Etats membres de l’Union européenne appellent à un renforcement de la coopération européenne en matière d’énergie nucléaire

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…
  2. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  3. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る