4月22日、持続可能な航空燃料(SAF)の製造会社ランザジェットは、マイクロソフトの気候イノベーション基金からの投資を獲得したことを発表した。同社は本投資により、SAF技術をグローバルに展開するための能力と体制を構築し続けることができる。
イリノイ州を拠点とするランザジェットは、炭素リサイクル技術企業のランザテックが2020年に立ち上げた「Alcohol-to-Jet」技術を開発し、低炭素サトウキビ、エネルギー作物、森林残渣、農業廃棄物、有機廃棄物などの廃棄物や持続可能なエタノール原料からSAFや再生可能ディーゼルを製造できるようにした。
両社によると、本投資により、マイクロソフトは持続可能な燃料(SAFと再生可能ディーゼル)、および将来のランザジェットのプロジェクトから得られるSAF証書へのアクセスが可能になり、2030年までにマイクロソフトがカーボン・マイナスを達成するのを支援する。2022年、マイクロソフトの気候イノベーション基金は、ジョージア州ソパートンのランザジェット Freedom Pines Fuelsの建設を支援するために5000万ドル(78億円)を投資した。その工場では、2024年第2四半期に年間1,000万ガロンのSAFおよび再生可能ディーゼルの生産を開始する予定である。
ランザジェットとマイクロソフトはまた、ランザジェットの企業機能とエタノールからSAFを製造するプロセスを改善するために、マイクロソフトのデータと人工知能(AI)機能をどのように提供できるかを検討する意向だ。
【参照ページ】
(原文)LanzaJet Announces Investment from Microsoft’s Climate Innovation Fund, Supporting Continued Company Growth
(日本語参考訳)ランザジェットがマイクロソフトの気候革新基金からの出資を発表、企業の継続的成長を支援