ドイツ銀行、BASFの中国事業を中心にサステナビリティ連動型債務金融プログラムを開始

7月31日、ドイツ銀行は、ドイツの化学会社であるBASFの中国事業を中心に、アジアにおける初のサステナビリティ連動型債務金融プログラムを開始したと発表した。このソリューションは、世界基準に準拠しながら、現地のビジネス要件に合わせてカスタマイズされている。

このプログラムは、BASFのサプライヤーにサステナブルな取り組みの導入を促すものである。サプライヤーのサステナビリティ関連のパフォーマンスは、サステナビリティ評価プラットフォームであるEcoVadisによって評価される。評価を受けたサプライヤーは、パフォーマンスを段階的に向上させることで、優遇金利を受けることができる。一方で、未評価のサプライヤーには評価を受けるよう奨励することで、サステナブルな取り組みの実施を促す。

このサステナビリティ連動型支払債務金融プログラムは、6月にThe Asset のTriple A Treasurise で「中国におけるベストESGソリューション」として評価されている。

【参照ページ】
(原文)Deutsche Bank launches BASF’s first sustainability-linked payables finance program in Asia
(日本語参考訳)ドイツ銀行、アジアでBASF初のサステナビリティ連動型支払金融プログラムを開始

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