ドイツ銀行、BASFの中国事業を中心にサステナビリティ連動型債務金融プログラムを開始

7月31日、ドイツ銀行は、ドイツの化学会社であるBASFの中国事業を中心に、アジアにおける初のサステナビリティ連動型債務金融プログラムを開始したと発表した。このソリューションは、世界基準に準拠しながら、現地のビジネス要件に合わせてカスタマイズされている。

このプログラムは、BASFのサプライヤーにサステナブルな取り組みの導入を促すものである。サプライヤーのサステナビリティ関連のパフォーマンスは、サステナビリティ評価プラットフォームであるEcoVadisによって評価される。評価を受けたサプライヤーは、パフォーマンスを段階的に向上させることで、優遇金利を受けることができる。一方で、未評価のサプライヤーには評価を受けるよう奨励することで、サステナブルな取り組みの実施を促す。

このサステナビリティ連動型支払債務金融プログラムは、6月にThe Asset のTriple A Treasurise で「中国におけるベストESGソリューション」として評価されている。

【参照ページ】
(原文)Deutsche Bank launches BASF’s first sustainability-linked payables finance program in Asia
(日本語参考訳)ドイツ銀行、アジアでBASF初のサステナビリティ連動型支払金融プログラムを開始

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る