アマゾン、世界最大級のカーボンフリー電力投資を拡大 700件超プロジェクトで電力転換を牽引

2月19日、アマゾンは、同社が世界有数のカーボンフリー電力の企業購入者であり、世界28か国で700件以上のプロジェクトを通じて40GW超の発電容量に投資していると発表した。これは米国の約1,210万世帯分の電力に相当する。

同社の投資対象は、太陽光、風力、原子力、蓄電池など多様な電源で構成される。電力網に新たな電源を追加することで、家庭や病院、学校が利用する電力供給の安定化に寄与し、地域インフラの近代化や電力コストの安定にも貢献する。また、建設段階で数千人の雇用を創出し、恒久的な雇用機会も生み出している。

ミシシッピ州ではデータセンター投資の一環として電力会社Entergyと連携し、650MWの再生可能電力導入を支援。運転開始後は約15万世帯相当の電力供給が可能となる見込みである。さらに送電網強化プログラムにより停電頻度と継続時間の約50%削減が目指されている。

アマゾンのポートフォリオには、4件の原子力契約、11件の大規模蓄電プロジェクト、300件超の大規模太陽光・風力発電、300件以上のオンサイト太陽光、欧州の洋上風力6件が含まれる。

次世代原子力分野では、小型モジュール炉(SMR)開発に数十億ドル規模の投資を行っている。ワシントン州ではEnergy Northwestとの契約により、初期容量320MW(最大960MW)のSMR4基の建設を可能にし、2030年代初頭の稼働を見込む。さらにX-Energyへの5億ドル投資により、2039年までに5GW超の原子力容量拡大を支援する。

再生可能エネルギーの変動性対策として蓄電技術も強化しており、カリフォルニア州のプロジェクトではAI解析を活用し、年間最大330億件のデータを基に蓄電・放電を最適化し、猛暑時など需要急増時の電力安定化を支援している。

データセンター運営では資源効率向上にも注力している。2021年以降、水使用効率は40%改善し、2024年のWUEは0.15L/kWhとなった。エネルギー効率指標PUEは1.15を達成し、業界平均を上回る効率性を示している。

同社は2040年までのネットゼロ達成を掲げ、電力需要の拡大に対応しつつ、信頼性・経済性・環境性を兼ね備えたエネルギー基盤の構築を進める方針である。

(原文)Amazon continues to be one of the world’s leading corporate purchasers of carbon-free energy
(日本語参考訳)アマゾンは、世界有数のカーボンフリーエネルギー購入企業の一つであり続けている。


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