シンガポール、世界銀行と炭素市場プログラムを始動

5月20日、シンガポール政府は世界銀行グループと連携し、「Singapore Carbon Markets Programme」を開始した。シンガポールで今週開催されたInnovate4Climate会議で発表されたもので、世界銀行グループとシンガポールの戦略的パートナーシップの新たな取り組みである。
同プログラムは、炭素市場の発展と拡大を妨げる共通課題に対応し、各国が高い信頼性を持つ炭素市場から利益を得られるよう、技術力、制度面の能力、デジタルインフラの強化を支援する。
主な柱は三つである。第一に、国際基準に沿った相互運用可能な炭素登録簿の整備を支援し、再生型農業を含む新たなクレジット種別に対応するデジタルMRV(測定・報告・検証)の導入を進める。第二に、買い手レベルと国レベルで炭素クレジットの需要と供給を集約する新たな方法を試行し、取引コストの削減、需要の喚起、未開拓市場におけるプロジェクトリスクの低減を図る。第三に、国家炭素市場戦略、政策、制度の整備を支援し、国を越えた学習も促進する。
シンガポールは2019年に炭素税を導入し、複数のホスト国と炭素クレジット購入協定を締結してきた。また、炭素市場関連企業、サービス提供者、取引所のエコシステム形成にも取り組んでいる。世界銀行グループは、同プログラムを通じて、気候資金へのアクセス拡大と高い信頼性を持つ炭素市場の構築を後押しする方針である。
原文:Singapore Partners with the World Bank Group to Launch Singapore Carbon Markets Programme
日本語参考訳:シンガポール、世界銀行グループと提携しシンガポール炭素市場プログラムを開始
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