カナダ、サステナブルファイナンス分類基準の草案でパブリックコメント開始

7月9日、カナダ・タクソノミー・移行計画評議会は、「カナダ・サステナブルファイナンス・タクソノミー方法論報告書」の草案に対するパブリックコメントの受け付けを開始したと発表した。同報告書は、カナダ経済の主要セクターにおける持続可能な投資指針づくりの基礎となるもので、カナダ気候研究所とビジネス・フューチャー・パスウェイズが技術面での研究と助言を主導している。
タクソノミー(分類基準)は、経済活動が気候目標にどれだけ整合しているかを科学的根拠に基づき定義する任意のガイドブックとしての役割を持つ。市場に明確な基準を示すことでグリーンウォッシングに対応し、投資家の信頼を高めることで、低炭素経済への移行に向けた資金の動員を後押しする狙いがある。
草案は、活動を「グリーン」「トランジション(移行)」に加え、新たに設ける「アベートメント(排出削減)」の3分類に区分する枠組みを提案している。これらは温室効果ガス排出の少ない経済成長と排出削減への投資を後押しすることを目的としている。さらに、人々や自然への配慮を目的とした枠組みや、先住民の権利・主権を尊重する初期的な枠組みも盛り込まれている。
パブリックコメントの受け付け期間は8月13日までで、企業や労働者、先住民族、非営利団体や研究機関、金融機関など幅広い関係者からの意見を募る。7月14日には英語・フランス語でそれぞれ説明会も開催される予定だ。
カナダ・タクソノミー・移行計画評議会のマーリーン・パファー議長は、今回の草案がカナダにおける気候投資の定義づけに向けた最初の大きな一歩であり、世界の同業国と資金を巡って競争していく上での基盤になるとの考えを示した。
原文:Public Comment Period Begins on Canada’s Sustainable Finance Taxonomy
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