ECB、気候リスク対応遅れでクレディ・アグリコルに制裁金

2月13日、欧州中央銀行(ECB)は、フランスの大手銀行クレディ・アグリコルに対し、気候関連および環境リスクへの対応不履行を理由として、総額755万1,050ユーロの定期的制裁金を科したと発表した。
本制裁は、2024年2月8日のECB決定に基づく義務に従わなかったことによるものである。同決定は、銀行が直面する可能性のある気候関連・環境(C&E)リスクの重要性評価(マテリアリティ評価)を実施し、重大リスクの特定体制を強化することを求めていた。期限は2024年5月31日であったが、同行はこの要件を満たさず、2024年中に75日間の不履行状態が続いた。
ECBは制裁額の決定に際し、違反の重要性、違反期間、監督対象機関の1日当たり売上高を考慮した。定期的制裁金は違反が継続する日数に応じて累積する仕組みであり、監督決定や規制の遵守を強制する執行措置として用いられる。
ECBは銀行の気候・環境リスク管理の強化に向け、段階的な監督措置を実施してきた。2020年には関連ガイドを公表し、適切なリスク管理と情報開示の期待事項を提示。2022年には気候リスク・ストレステストおよびテーマ別レビューを実施し、不備を特定した。その結果を踏まえ、各主要銀行には期限付きの改善要求が通知されている。
(原文)ECB imposes periodic penalty payments on Crédit Agricole for failing to sufficiently identify climate risks
(日本語参考訳)ECBは、気候リスクを十分に特定できなかったとして、クレディ・アグリコルに定期的な罰金を課した。
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