カナダ政府、2035年までに自動車販売の100%をゼロエミッションにすることを義務付け

カナダ政府、2035年までに自動車販売の100%をゼロエミッションにすることを義務付け

6月29日、カナダの運輸大臣、環境・気候変動大臣、遺産大臣は2035年以降、乗用車、ピックアップトラックでゼロエミッション車以外の新車販売を禁止する政策を発表した。元々は2040年までに100%という目標を掲げていた。

2035年からは、二酸化酸素や窒素酸化物など環境および健康に有害な物質を排出しない「ゼロエミッション車」の新車販売しか認められない。これにより、ハイブリッド車(HV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)も禁止対象となる。

カナダ政府は、米国政府と協力して燃費規制統一を目指すほか、消費者向け奨励金制度や充電施設整備への投資、税制優遇措置導入などで達成を支援していく考えだ。

【参照ページ】Building a green economy: Government of Canada to require 100% of car and passenger truck sales be zero-emission by 2035 in Canada

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る