BNPパリバとEIB、住宅クリーンエネルギー・プロジェクトへの出資に合意

10月30日、EIBグループ(欧州投資銀行、EIBおよび欧州投資基金、EIF)とBNPパリバは、住宅エネルギー効率化投資への融資と気候変動中立性への移行支援を目的とした「グリーン証券化」契約を発表した。

本合意に基づき、EIBグループはEIBから4億ユーロ(約640億円)、EIFから5,000万ユーロ(約80億円)を、BNPパリバ・パーソナル・ファイナンスがオリジネートした消費者向けポートフォリオを裏付けとする資産担保証券のシニア・トランシェおよびメザニン・トランシェに投資する。その他の個人投資家は、ジュニア・トランシェに2,400万ユーロ(約38億円)を投資する。

BNPパリバによると、本取引により、同行はフランス国内の一般家庭に対し、3年間で約6億2,700万ユーロ(約1,000億円)の新規融資が可能となる。融資は、エネルギー効率の高い住宅設備、特にエネルギー性能の高いボイラー、断熱窓、ソーラーパネルの設置などを支援する。これらのプロジェクトは、全体としてCO2排出量の削減に貢献する。

【参照ページ】
(原文)France: EIB Group and BNP Paribas Personal Finance sign agreement to provide €627 million in new financing to boost energy efficiency
(日本語参考訳)BNPパリバとEIB、住宅クリーンエネルギー・プロジェクトへの出資に合意

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る