10月30日、EIBグループ(欧州投資銀行、EIBおよび欧州投資基金、EIF)とBNPパリバは、住宅エネルギー効率化投資への融資と気候変動中立性への移行支援を目的とした「グリーン証券化」契約を発表した。
本合意に基づき、EIBグループはEIBから4億ユーロ(約640億円)、EIFから5,000万ユーロ(約80億円)を、BNPパリバ・パーソナル・ファイナンスがオリジネートした消費者向けポートフォリオを裏付けとする資産担保証券のシニア・トランシェおよびメザニン・トランシェに投資する。その他の個人投資家は、ジュニア・トランシェに2,400万ユーロ(約38億円)を投資する。
BNPパリバによると、本取引により、同行はフランス国内の一般家庭に対し、3年間で約6億2,700万ユーロ(約1,000億円)の新規融資が可能となる。融資は、エネルギー効率の高い住宅設備、特にエネルギー性能の高いボイラー、断熱窓、ソーラーパネルの設置などを支援する。これらのプロジェクトは、全体としてCO2排出量の削減に貢献する。
【参照ページ】
(原文)France: EIB Group and BNP Paribas Personal Finance sign agreement to provide €627 million in new financing to boost energy efficiency
(日本語参考訳)BNPパリバとEIB、住宅クリーンエネルギー・プロジェクトへの出資に合意