エネルギーリとグーグル、大規模太陽光発電で提携 合計1GW超のクリーン電力供給へ

5月15日、米国の再生可能エネルギー大手であるenergyRe(エナジーリ)と、テクノロジー企業のGoogle(グーグル)は、サウスカロライナ州で開発中の太陽光発電プロジェクト群から、600メガワット(MW)を超えるクリーンエネルギーを供給する新たな提携契約を締結した。これにより、両社間の再生可能エネルギー供給における総コミットメントは、1ギガワット(GW)を突破する。
今回の契約は、energyReがサウスカロライナ州で開発を進める、600MW以上の新規太陽光発電および蓄電設備併設型太陽光発電プロジェクトが対象となる。グーグルは、これらのプロジェクトへの投資および再生可能エネルギー証書(RECs)の購入を通じて、プロジェクトを支援する。両社の協業は今回が2度目となり、合計で1GW交流(GWac)を超える新規クリーンエネルギー容量が送電網に供給される見込みだ。
この提携は、現地で調達される再生可能エネルギーによって地域のエネルギー需要を支えるとともに、グーグルが掲げる2030年までの事業活動およびバリューチェーンにおけるカーボンニュートラル達成という目標を後押しするものとなる。
energyReは、大規模太陽光発電、高電圧送電、陸上・洋上風力、分散型発電、蓄電など、米国各地で広範な再生可能エネルギープロジェクトを開発しており、送電網の信頼性向上、料金引き下げ、電力需要の急増への対応を目指している。
今回の新たな提携は、両社の持続可能性へのコミットメントを明確に示すものであり、米国におけるクリーンエネルギー移行を加速させる重要な一歩となることが期待されている。
(原文)ENERGYRE AND GOOGLE SIGN AGREEMENT FOR 600 MW OF SOLAR ENERGY
(日本語参考訳)エナジーレとグーグル、600MWの太陽光発電に関する契約を締結