COSO、サステナビリティ開示における内部統制構築を研究

COSO、サステナビリティ/ESGに関する調査を承認

2月24日、ERMガイドライン策定COSO(トレッドウェイ支援組織委員会)は、2013年に策定した内部統制-統合フレームワーク(ICIF)に対して、サステナビリティとESGの分野における補足ガイダンスと考察を開発するための研究報告書を承認した。

本研究では、サステナビリティ報告(自主的なものと規制によって義務付けられたものの両方)の作成プロセスにICIFの適用を検討し、すべての組織がESG・サステナビリティ情報開示に効果的な内部統制を構築することを目指す。

本研究は2022年秋に最終発表に向け、ステークホルダーへのインタビューや多様な第三者による調査と洞察、Herz、Monterio、Thomsonが執筆した本テーマに関する2017年9月の論文から得られた洞察を活用する予定だ。

【参照ページ】
COSO Board Approves Study on Sustainability/ESG

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