通信大手Verizon、2030年までに電気使用量の100%を再エネで賄うことを約束

Verizon、2030年までに電気使用量の100%を再エネで賄うことを約束

2月10日、通信大手のVerizonは、2025年までに年間総電力消費量の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または発電するという目標を上回るペースで達成したため、2030年までに100%に到達する新たな目標を設定したと発表した。

本目標は、Verizonの2023年グリーンボンド・インパクト・レポートの発表と同時に発表され、同社が2022年3月に発行した最新のグリーンボンドからの収益10億ドル(約1,338億円)を完全に配分したことが示された。

同社のグリーンボンドによる収益は、仮想電力購入契約(VPPA)に全額割り当てられ、合計850MWの新たな再生可能エネルギー発電設備となる。設備は約71%が風力発電、29%が太陽光発電によるもの。2022年のグリーンボンドの募集は、Verizonにとって4回目となる。

先月、同社は一連の新しい再生可能エネルギー契約を発表し、再生可能エネルギーの予測発電容量は3GW以上となり、70万7000世帯以上の電力に相当するようになった。

【関連記事】通信大手Verizon、新たな大規模買取契約により再エネ容量予測3GWを突破

【参照ページ】
(原文)Verizon completes final allocation of its fourth $1 billion green bond
(日本語参考訳)Verizon、2030年までに電気使用量の100%を再エネで賄うことを約束

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