通信大手Verizon、新たな大規模買取契約により再エネ容量予測3GWを突破

Verizon、新たな大規模買取契約により再エネ容量予測3GWを突破

1月12日、通信大手Verizonは、再生可能エネルギーの長期購入契約(REPA)を相次いで発表し、米国内の新しい設備から410メガワット(MW)の再生可能エネルギーを追加することを明らかにした。

本契約により、Verizonの再生可能エネルギー容量は3GWを超え、これは707,000世帯以上の1年間の電力に相当する。2025年までに同社の年間総電力消費量の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または発電するという目標達成に向け、その位置付けが明確になった。

本契約には、テキサス州電力信頼性評議会(ERCOT)地域市場および南西電力プール(SPP)地域市場で最大240MWの再生可能エネルギー容量を組み合わせるIvenergyとの2件の契約、SPP市場の風力発電施設からの最大100MW容量に関するEnel North Americaとの12年契約、ペンシルバニア・ジャージ・メリーランド(PJM)相互接続地域市場にある施設からの最大70MW容量に関する追加の契約も含まれている。

本発表は、Verizonが昨年発行した4回目の10億ドル(約1,286億円)規模のグリーンボンドに続くものである。 Verizonは過去数年にわたり、再生可能エネルギーの利用を拡大するため、グリーンボンドの発行で数十億ドルを充当している。

【関連記事】
Verizon、再生可能エネルギーの目標達成に向けて約1,100億円の第3回グリーンボンドを発行
Verizon、グリーンボンドで調達した約1,100億円を再生可能エネルギーに充当
Verizon、一連の再生可能エネルギー案件の資金調達にグリーンボンドを充当
Verizon、4回目のグリーンボンド発行 再エネ投資に充当

【参照ページ】
Verizon surpasses 3.0 gigawatts of projected renewable energy capacity

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-9

    SGS、新サービスでCSRDコンプライアンスとESG報告を支援

    11月25日、SGSは企業がCSRD(企業サステナビリティ報告指令)への対応を進めるための3つの新…
  2. 2024-12-6

    環境省、グリーンファイナンスガイドライン2024年版を発表

    11月8日、環境省は「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2024年版」…
  3. 2024-12-5

    ISS ESG、カスタマイズ可能な気候影響レポートを発表

    11月21日、 ISS STOXXのサステナブルファイナンス部門であるISS ESGは、投資家向け…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る