1月20日、通信大手Verizonは一連の新しい再生可能エネルギー購入契約(REPA)を締結し、現在開発中の7つの新しい太陽光および風力発電施設から約910MWのエネルギーを確保したと発表した。
今回の発表は、同社が昨年9月に10億ドルのグリーンボンドを発行したことに続くもので、2019年以降3度目となる。同社によると、直近の募集で得た資金は今回発表した案件の資金に充てられるという。
新しい再生可能エネルギー案件には、テキサス電気信頼性協議会(ERCOT)、ペンシルバニア・ジャージ・メリーランド(PJM)相互接続、カリフォルニア独立システムオペレーター(CAISO)地域市場のプロジェクトによる容量640MWに対するリーワード再生可能エネルギーとの15年REPA4件が含まれている。ミッドコンチネント独立システムオペレーター(MISO)地域市場の施設からの合計180MWの容量に対するデューク・エナジー・サステナブル・ソリューションズとの15年REPA、および合計89MWの容量に対するライトソースbpとの15年REPA2件である。 また、PJM Interconnection地域市場の施設からの合計89.9MWの容量について、Lightsource bp社と15年間のREPAを2件締結している。
Verizonは2019年以降20件の取引で約260万kWの再生可能エネルギー容量を確保しており、米国における再生可能エネルギーの大手企業購入者の一社となっている。同社は2025年までに年間総電力消費の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または生成し、2035年までに運用上の排出をネット・ゼロとするサステナビリティ目標達成を目指しており、積極的な活動を続けている。
【参照ページ】
(原文)New renewable energy deals position Verizon to achieve key energy goal
(日本語訳)Verizon、一連の再生可能エネルギー案件の資金調達にグリーンボンドを充当