3月23日、家電メーカーのElectroluxは、海運会社のMaersk および CMA CGMグループと、同社の海上輸送の25%に持続可能な燃料を使用することを可能にする契約を締結したと発表した。この契約により、Electroluxの海上輸送における温室効果ガス(GHG)排出量は今年中に15%削減される予定だ。
Electroluxは、2025年までに輸送時の排出量を50%削減することを目指しており、今回の合意はこの目標達成に貢献するものであると述べている。
今回の合意によりElectroluxは、使用済み食用油などの認定廃油を原料とするMaerskのバイオ燃料と、LNG(液化天然ガス)およびバイオメタン起源保証のCMA CGMのソリューションを使って、20フィート換算コンテナ(TEU)8万個の輸送を行うことが可能になる。
Electroluxによると、Maerskの第2世代バイオ燃料は使用済み食用油と標準燃料を混合したもので、バンカー燃料と比較してGHG排出量を88%削減、CMA CGMグループのCLEANER Energy LNGソリューションはバンカー燃料と比較してGHG排出量を25%削減することができるという。
【参照ページ】Electrolux reduces sea transport emissions by 15% in 2022