Amazon、高品質カーボンクレジット提供開始──脱炭素企業を支援

3月19日、Amazon(アマゾン)は「サステナビリティ・エクスチェンジ」を通じて、米国の企業に対し科学的根拠に基づくカーボンクレジットの提供を開始したと発表した。これはネットゼロ目標を掲げる企業が、森林再生や炭素除去技術などのプロジェクトへ投資する機会を創出するものである。

企業は、Scope1〜3の温室効果ガス排出量を測定・公開し、気候科学に準拠した脱炭素戦略を実行していることが求められる。Flickr、Seneca Group、Steelcaseなどが既に参加しており、アマゾンの専門性と透明性が信頼されている。

アマゾンは「自社だけでなくパートナー企業の脱炭素化を後押しする」とし、気候変動対策の加速を強調した。

(原文)Amazon launches a carbon credit service, enabling access to high-quality credits for qualified companies
(日本語参考訳)アマゾンがカーボンクレジットサービスを開始、条件を満たした企業に高品質のクレジットへのアクセスを提供

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    2025-4-17

    【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    EUにて2024年に導入が予定されていた森林破壊防止規則(EUDR)は、2025年12月への適用延…
  2. 2025-4-16

    IAGとマイクロソフト、最大規模のスコープ3持続可能航空燃料(SAF)契約を締結

    4月2日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とマイクロソフトは、業界全体のライフ…
  3. 気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    2025-4-15

    気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    ISSB(国際サステナビリティ基準審査会)やSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が気候変動リスク…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る