英規制当局、「カーボン・ニュートラル」「ネット・ゼロ」の広告に関する新ガイダンスを発表

英規制当局、「カーボン・ニュートラル」「ネット・ゼロ」の広告に関する新ルールを発表

2月10日、英国の広告規制機関である広告基準庁(ASA)は、「カーボンニュートラル」や「ネット・ゼロ」といった用語の使用を含め、環境サステナビリティを主張する広告主に対する新しいガイダンスを発表した。

ASAの広告・放送広告委員会(CAPおよびBCP)が発表した本ガイダンスは、カーボンニュートラルおよびネット・ゼロ主張の普及が進み、消費者がこれらの主張によって誤解を受ける可能性があることを受けたものである。

本ガイダンスでは、広告において、無条件のカーボンニュートラル、ネット・ゼロ、または同様の主張の使用を避け、主張の根拠を説明する情報を確実に含めること、マーケティング担当者はどの程度二酸化炭素排出量を積極的に削減しているか、またはオフセットに基づく主張をしているかについて正確な情報を記載すること、将来の目標に基づく主張はそれを達成するための検証可能な戦略に基づいていること、を勧告している。さらに、オフセットに基づくクレームには、使用されたオフセットスキームに関する情報を含める必要がある。

ASAは、本ガイダンスの影響を6ヶ月間モニターし、主張の立証を評価するための情報を収集する。将来的には、立証のためにどのような主張の証拠が受け入れられるかについて、ガイダンスを提供する見直しを行う予定である。

【参照ページ】
(原文)Updated environment guidance: carbon neutral and net zero claims in advertising
(日本語参考訳)英規制当局、「カーボン・ニュートラル」「ネット・ゼロ」の広告に関する新ルールを発表

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