EnergyLOOP、スペインにブレードリサイクル工場を設置

1月19日、IberdrolaがPERSEOプログラムを通じて推進するEnergyLOOPと、FCC Servicios Medio Ambienteの子会社であるFCC Ámbitoは、スペインのナバラ州コルテス自治体に風車ブレードのリサイクル工場を建設する予定だ。

2023年秋に着工し、2024年中の操業開始を予定している。本プロジェクトは、現場での前処理や調整、廃棄物輸送ロジスティックス、リサイクル技術、リサイクル製品のマーケティングなど、風力タービンブレードの循環利用を可能にするさまざまな段階において活動する。また、本プロジェクトは、ナバラ州政府およびSiemens Gamesaの支援を受けている。また、風力発電機のブレードメンテナンスで実績のあるGDES Windは、技術サポートとノウハウを提供し、EnergyLOOPと協業している。

Iberdrolaの「PERSEO Venture Builder」プログラムは、新しい電化分野や脱炭素化が困難な分野で活躍する企業の発展を促進するものである。2008年の設立以来、PERSEOは、電化と脱炭素化を通じてエネルギー分野の持続可能性を高める技術やビジネスモデルを開発する新興企業に、1億ユーロ(約141億円)を投資した。

【参照ページ】
(原文)EnergyLOOP to install its innovative blade recycling plant in Spain with the support of PERSEO
(日本語参考訳)エナジーループ、PERSEO社の支援でスペインに革新的なブレードリサイクルプラントを設置

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…
  2. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  3. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る