11月21日、直接空気捕捉(DAC)プロバイダーのClimeworksと、炭素隔離ソリューションプロバイダーのGulf Coast Sequestration(GCS)は、2030年までに年間100万トンの二酸化炭素を大気中から永久に除去するために協力する契約を結んだ。
本パートナーシップにより、GCSはClimeworksに炭素貯蔵DAC技術に適した地質間隙を提供し、ルイジアナ州のGulf Coastに炭素貯蔵ハブを設立する予定である。
DAC技術は、IEAがネット・ゼロ・エネルギー・システムへの移行における重要な炭素除去オプションとして挙げているもので、大気中から直接CO2を抽出して原料として使用したり、貯留と組み合わせて永久に除去したりするものである。
GCSは当初、ルイジアナ州南西部とテキサス州の間の産業回廊に焦点を当て、メキシコ湾岸で初の運用可能な炭素貯蔵ハブになるよう取り組んでいる。2024年の稼働開始を目指し、ルイジアナ州のハブは、年間最大1000万トンのCO₂を大気から除去することが期待されている。