11月21日、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)は、2050年までに10億トン(1ギガトン)のCO2排出を削減する気候ソリューション企業への投資を目的とした新しい成長志向のプライベートエクイティ・プラットフォーム「1GT」を立ち上げることを発表した。
同社は、1GTチームのインセンティブ報酬の半分を、同プラットフォームの気候変動に関する目標達成に連動させると発表している。
本戦略の立ち上げにより、具体的で野心的な気候目標を掲げ、その目標に金銭的インセンティブを結び付け、目標に対する透明性のある測定値をリミテッドパートナーに提供するという。
本プラットフォームは、主に北米と欧州の民間企業で、二酸化炭素排出量を大幅に改善できる製品やサービスを提供し、有意義な財務的リターンを得られる企業に投資する。投資分野は、モビリティ、電力、持続可能な食品・農業、循環型経済などを予定している。
MSIMによると、1GTは気候変動投資責任者であるVikram Rajuが率い、気候変動の緩和を目指す企業に2015年以来約6億ドル(約848億円)の資本を投下してきたチームを率いていく予定である。
【参照ページ】
(原文)Morgan Stanley Investment Management Launches 1GT Growth-Oriented Private Equity Platform Focused on Companies Seeking to Mitigate Climate Change
(日本語訳)モルガン・スタンレー、新しい気候変動投資プラットフォームにおけるインセンティブ・コンペを排出削減目標に連動