McKinseyとMicrosoft、脱炭素化ソリューションで提携

McKinseyとMicrosoft、エンド・ツー・エンドの脱炭素化ソリューションで提携

9月12日、世界的な経営コンサルティング会社であるMcKinseyとハイテク企業であるMicrosoftは、組織の脱炭素化戦略の立案と実行を支援するための新しい統合ソリューションの構築を発表した。

McKinseyとMicrosoftによると、本提携は、組織全体の二酸化炭素排出量を計算し、脱炭素化計画の構築と実行を支援する効率的で拡張性のあるテクノロジーソリューションに対する企業のニーズに対応するものだ。

Microsoftは今年初めから、クラウド・フォー・サステナビリティの一般提供を発表し、企業がサステナビリティのプロセスや取り組みを加速させ、ESGの洞察と透明性を実現するためのデジタルソリューション一式を提供している。

一方McKinseyは最近、お客様の事業活動から炭素を見つけ出し、取り除くことを支援するエンドツーエンドの脱炭素ソリューション、「カタリスト・ゼロ」を発表した。このソリューションは、同社が2020年に開始したネット・ゼロに焦点を当てたイニシアティブであるMcKinsey Sustainabilityの一部を構成している。

この新しいソリューションの組み合わせにより、企業はサステナビリティ関連データの収集の自動化と排出量のベースラインの確立、企業・製品・バリューチェーンレベルでの排出量の全体的な把握、詳細な脱炭素化計画の作成が可能となる。また、このソリューションにより、計画実行を通じて定期的にモニタリングを行い、予測された影響が計画通りに発生しているかどうかを判断することができる。

【参照ページ】
(原文)McKinsey and Microsoft join forces to accelerate decarbonization transformations
(日本語訳)マッキンゼーとマイクロソフト、脱炭素社会の実現に向けた変革の加速に向け協業

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】SBTiのネットゼロ基準の改訂案とは ?~ カーボンクレジットの扱いに明確な方針

    2025-3-21

    【新着】SBTiのネットゼロ基準の改訂案とは ?~ カーボンクレジットの扱いに明確な方針

    2025年3月19日、Science Based Targets initiative(SBTi)…
  2. TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説

    2025-3-19

    TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に「自然移行計画」の概要を追記・編集し再掲したものです。 …
  3. GXの全貌と実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    2025-3-18

    GXと実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    GX(グリーントランスフォーメーション)は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた日本政府の…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る