Lufthansa航空、フライトのCO2オフセット費用を価格に組み込んだ「グリーン運賃」を発表

Lufthansa Group、フライトのCO2オフセット費用を価格に組み込んだ「グリーン運賃」を発表

8月2日、Lufthansa航空は、カーボンニュートラルな旅行を予約できる新しい「グリーン運賃」の導入を発表した。

今回設定された新運賃は、Lufthansa航空、 SWISS(スイスインターナショナルエアラインズ)、オーストリア航空、ブリュッセル航空の各ブランドが運航するフライトで、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーからのフライトを予約するすべての利用客を対象に試験的に導入される。

新しいプログラムでは、利用客に新しいグリーン運賃を提供し、現行のライト、クラシック、フレックス運賃と並べて表示する予定だ。当運賃は、80%が質の高い気候保護プロジェクトを通じて、20%が持続可能な航空燃料(SAF)の使用を通じてオフセットされる。

Lufthansa航空は今年初め、CO2ニュートラルなフライトオプションを予約プロセスに組み込んだ。

【関連記事】ルフトハンザ、持続可能な航空燃料と気候ソリューションの購入により顧客の気候変動への影響を軽減

また、フライトによる気候への影響を軽減するため、 今週初めにはShell社との間で過去最大規模のSAF供給契約を発表するなど、SAF利用率を高めるための取り組みも行っている。

【関連記事】ShellとLufthansa、過去最大規模のSAF取引契約を発表

さらに、同社は2030年までにCO2排出量を半減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げており、航空機の近代化や運航の最適化などの取り組みも行っている。

【参照ページ】
(原文)Green Fare: Lufthansa Group is first international aviation group to offer fare for CO2-neutral flying
(日本語訳)グリーン運賃 ルフトハンザ・グループ、国際航空グループとして初めてCO2ニュートラルフライトのための運賃を設定

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る