ESGデータ管理スタートアップのNovisto、約27億円を調達

ESGデータ管理スタートアップのNovisto、約27億円を調達

5月24日、ESGデータ管理ソフトウェアプロバイダーのNovistoは、2,000万ドル(約27億円)の資金調達を発表した。今回の資金調達による収益は、同社の製品開発および市場拡大の加速を目的としている。

2019年に設立されたモントリオールを拠点とするNovistoは、サステナビリティデータの収集と統合を自動化するように設計されたエンタープライズソフトウェアを提供し、企業がすべてのESG活動を追跡して報告し、意思決定のための洞察を得ることを可能にする。今回のシリーズB資金調達ラウンドは、同社が2021年に実施した800万ドル(約11億円)のシリーズA資金調達に続くものである。

Novistoは、今回の資金調達により、世界中の企業でESG報告の重要性が高まりESGデータ管理ソリューションの需要が急速に高まる中、製品開発の規模拡大、顧客基盤の拡大、チームのグローバル展開が可能になると述べる。

今回の資金調達は、ベンチャーキャピタルのInovia Capitalが主導し、Portage VenturesやSCOR Venturesなどの新規投資家、White Star CapitalやDiagram Venturesなどの既存投資家の参加を得て行われた。

【参照ページ】
(原文)Novisto Secures USD$20 Million in Series B Funding to Lead the ESG Reporting Revolution
(日本語参考訳)ESGデータ管理スタートアップのNovisto、約27億円を調達

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る