PCAF、「保険業界のためのグローバルGHG会計報告基準」に関するパブリックコンサルテーションを開始

7月14日、炭素会計財務パートナーシップ(PCAF)は、保険業界のためのグローバルGHG会計報告基準に関する進捗状況報告書の公開協議を開始した。

保険業界やその他のステークホルダーから温室効果ガス(GHG)排出量を測定・報告するツールに対する需要が高まっていることから、保険・再保険の引受ポートフォリオに関連するGHG排出量を会計目的で測定・開示するための一連のグローバルで標準的な方法論を開発する必要性が生じてきている。

3月に行われた「保険に関連する排出量のスコープ文書」に関する協議に続き、PCAF保険関連排出量ワーキンググループは、「保険に関連する排出量の報告に関する進捗状況報告書」の最終化に向けて集中的に取り組んできた。

保険業界の温室効果ガス排出量算定・報告基準に関する進捗状況報告書では、以下のようなトピックを取り上げる。

・企業向け損害保険に対する帰属係数の提案
・個人向け自動車保険の帰属係数に関する提案
・保険関連排出量データ及びデータ品質
・報告方法、要件、推奨事項、及び測定基準

PCAFは、7月14日から8月26日まで開催される公開協議において、保険業界のための世界GHG算定・報告基準に関するフィードバックを提供するよう、ステークホルダーに呼びかけている。

【参照ページ】
(原文)PCAF launches public consultation on Global GHG Accounting and Reporting Standard for the Insurance Industry
(日本語訳)PCAF、「保険業界のためのグローバルGHG会計報告基準」に関するパブリックコンサルテーションを開始

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-11-22

    SEC、インベスコを誤解を招くESG投資表示で告発、1,750万ドルの罰金

    11月8日、米国証券取引委員会(SEC)は、アトランタ拠点の登録投資顧問会社インベスコ・アドバイザ…
  2. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る