11月7日、NatureFinanceは「NatureAlign」を正式に発表した。この新ツールは、金融機関が自然との関係を評価し、ネイチャーポジティブな成果に向けて進展することを支援する目的で開発された。ツールは生物多様性計画の視点を取り入れている。
国連環境計画(UNEP)によると、毎年約7兆ドル(世界GDPの7%相当)が自然を損なう活動に投資されている。「NatureAlign」は、これを是正するため、資産運用会社や銀行などの金融機関が自社の投資ポートフォリオを分析し、自然を守り回復する活動に資金を流すための基盤を提供する。
このツールは、多様なデータセットを統合し、ポートフォリオレベルでの測定と行動を可能にする。特にETHクラウザー研究所の「SEED Biocomplexity Index」を初めて使用し、自然の状態や水リスク、重要な自然資産の存在などを視覚的に提示する。
NatureFinanceのCEOジュリー・マッカーシー氏は、「気候変動の影響を抑えるには、金融機関が資金の流れを正しい方向に導くことが不可欠だ」と述べ、革新的なツールの重要性を強調した。
【参照ページ】
(原文)MEDIA ADVISORY: Launch of NatureFinance’s NatureAlign
(日本語参考訳)メディアアドバイザリー:NatureFinanceのNatureAlignの立ち上げ