スタンダードチャータード、サステナビリティ金融の実績を公表 GHG排出694万トン削減に貢献

英スタンダードチャータード銀行は「Sustainable Finance Impact Report 2025」を公表した。報告書は2024年10月1日から2025年9月30日までの期間におけるサステナビリティ金融活動の環境・社会的影響をまとめたものである。

同報告によれば、同行のサステナビリティ金融資産ポートフォリオは約234億ドル規模となり、57カ国・524件のプロジェクトを対象としている。資産の約70%はアジア、アフリカ、中東に集中しており、資金アクセスが不足する地域での開発効果を重視している。

環境面では、再生可能エネルギーやグリーン建築、低炭素交通などへの投融資を通じ、温室効果ガス排出を合計694万トン削減(うち288万トンは実現済み、406万トンは見込み)した。再生可能エネルギー設備では1003MWの発電容量が導入されている。

社会面では、金融包摂やインフラ整備などを中心に成果が報告された。マイクロファイナンス融資は約104万件、中小企業向け融資は3万2580件を実現した。また、水供給インフラの整備により最大1870万立方メートルの清浄水供給が見込まれるほか、通信インフラ拡張により約1190万人がブロードバンドやモバイル通信にアクセス可能となった。

ポートフォリオの構成では、環境関連資産が全体の73%、社会関連資産が25%を占める。再生可能エネルギー、グリーンビルディング、クリーン交通などの分野への投資が中心であり、社会分野では金融アクセスや基礎インフラ整備が主要な対象となっている。

同行は2030年までにサステナビリティ金融3000億ドルの動員を目標としており、2021年以降すでに1570億ドルを実行している。また2050年までに融資ポートフォリオのネットゼロ達成を掲げている。

(原文)Sustainable Finance Impact Report 2025

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