Ecobank、世界初の自然債を発行 アフリカの生態系保全へ資金動員

6月2日、Ecobank Groupはロンドン証券取引所で、国際資本市場協会(ICMA)の枠組みに基づく商業銀行発行として世界初の自然債を発行した。発行額は4億5,000万米ドル、約705億円で、アフリカの生物多様性保全に向け、国際資本とアフリカ資本を動員する新たな資金調達手段となる。Moody’sは同債券に最高位のサステナビリティ品質スコア「SQS1 Excellent」を付与した。
アフリカは世界の生物多様性の25%を有する一方、自然関連ファイナンスの受取額は世界全体の3%未満にとどまる。今回の自然債はこの資金ギャップに対応するもので、小規模農家の持続可能な農業、森林破壊を伴わない供給網を持つ農産加工業者、淡水生態系を守る水インフラを支援する。
投資は24市場で行われ、コートジボワール、ブルキナファソ、ガーナなど生物多様性上重要な国への配分が大きい。適格融資プールの81%は、農地利用の変化が生物多様性損失の主因となっている国に向けられる。
同債券には、森林破壊スクリーニングやサプライチェーンのトレーサビリティ要件など、独立した監視・検証の仕組みも組み込まれている。最終注文額は13億6,000万米ドルを超え、当初目標の3.9倍に達した。
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