EPA、環境正義と公民権促進のための連邦政府パートナーとの公平性行動計画を発表

EPA、環境正義と公民権促進のための連邦政府パートナーとの公平性行動計画を発表

4月12日、米環境保護庁(EPA)は、環境正義と市民権の双方の観点からEPAの政策を見直す計画「公平行動計画」を発表した。本計画は障壁を克服し、すべての地域社会に対して清浄な水、空気、土地を確保するためのすべての取り組みにおいて公平性と公正さを促進する、EPAの取り組みの重要な一部である。

本計画は、2022年3月28日に発表されたEPAの2022-2026 会計年度戦略計画と整合している。EPAの最終戦略計画には、初めて環境正義と公民権の推進を目的とした前例のない戦略目標が盛り込まれた。

公平性アクションプランでは、6つの優先アクションを概説している。

・EPA の関連決定において累積的影響を考慮するための包括的枠組みを策定し、EPA のプログラムおよび活動においてその枠組みを実施する。
・社会から疎外されたコミュニティが、自分たちの経験をEPAに伝え、コミュニティ主導のプロジェクトを実施する能力を開発する。
・社会から疎外されたコミュニティを巻き込み、コミュニティからのフィードバックに対応するための明確で説明責任のあるプロセスを実施するための EPA の内部能力を開発する。
・EPA の外部人権遵守プログラムを強化し、人権遵守が全庁的な責任であることを確保する。参加型(コミュニティ)科学をEPAの研究およびプログラム実施に統合する。
・EPA の調達および契約をより公平なものにする。
以上の優先行動は、社会から疎外されたコミュニティと有意義な関わりを築き、環境正義に関わるコミュニティにおける汚染削減など、より公平で公正な成果を達成し、社会から疎外されたコミュニティにその他の具体的な利益をもたらすための重要な基盤となる。

【参照ページ】
(原文)EPA Announces Equity Action Plan with Federal Partners to Promote Environmental Justice and Civil Rights
(日本語訳)EPA、環境正義と公民権促進のための連邦政府パートナーとの公平性行動計画を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る