Amundi、ESG ETFを新たに2本設定し、サステナブル投資の幅を拡大

4月7日、欧州の大手資産運用会社Amundiは、「Amundi Global AGG SRI – UCITS ETF DR」と「Amundi MSCI AC Far East Ex Japan ESG Leaders Select – UCITS ETF DR」という2つの新しい ESG ETF の開始を発表した。

Amundi Global AGG SRI は、幅広い債券市場へのエクスポージャーを提供する持続可能な投資ツールとして設計された「Bloomberg MSCI Global Aggregate 500MM ex Securitized Sustainable SRI Sector Neutral Index」に連動する予定だ。

Amundi MSCI AC Far East Ex Japan ESG Leaders Selectは、中国、台湾、香港、韓国、シンガポールを含む先進国および新興国市場の大型および中型株のパフォーマンスを追跡するMSCI AC Far East ex Japan ESG Leaders Select 5% Issuer Capped Indexを追跡し、セクター同業者に対して高いESGパフォーマンスを持つ企業へのエクスポージャーを提供することを目指す。

Amundiは、今月初めにコア株式ETFの2銘柄を同等のESGエクスポージャーに移行し、最近では、約1兆6700億円のESG ETF群をパリ協定ベンチマークに連動させるなど、ESG投資の範囲を継続的に拡大・強化している。Amundiは昨年、「ESGプラン2025」を発表し、投資商品におけるESGファンドの比率を高めるという目標を掲げた。 Amundiによると、本取り組みは、気候、社会的結束、農業・農産物の移行という主要な優先事項に焦点を当てたグループのソーシャルプロジェクトの一部を構成している。

【参照ページ】
(原文)Amundi expands its ESG ETF range with two equity exposures
(日本語訳)アムンディ、2つのエクイティエクスポージャーでESGETFの範囲を拡大

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