中国、企業向け「気候」サステナビリティ開示基準(試行)を正式発表

12月25日、中国財政部は《企业可持续披露准则第1号——气候(试行)》(Corporate Sustainability Disclosure Standard No.1 – Climate(Trial))を正式に公表した。本基準は、中国が進める国家統一の企業サステナビリティ情報開示基準であり、特に気候関連情報に特化して策定された初のテーマ別基準である。公式発表によれば、本基準は「企业可持续披露准则——基本准则(试行)」に基づいて制定されたものであり、企業が気候変動に関連するリスク、機会および影響について、体系的かつ比較可能な形で情報開示を行うための原則と要求事項を示している。
財政部は、本基準の発出目的として、持続可能な経済・社会・環境の発展を支える情報基盤の整備を挙げている。企業による気候関連情報の開示の質を高め、投資家やその他の情報利用者が企業の気候対応能力や将来リスクを適切に評価できるようにすることを狙いとしている。
公式発表では、企業が開示すべき気候関連情報の主要要素として、ガバナンス、戦略、リスクと機会の管理、指標と目標の4つの柱に基づいている。主な開示項目については以下のとおり。
- 気候関連リスクおよび機会の特定とその内容
- 気候変動が企業の戦略、事業活動および財務状況に与える影響
- 気候関連事項に関するガバナンス体制および管理プロセス
- 温室効果ガス排出量などの指標および関連目標
- 気候変動対応に関する戦略やシナリオ分析に関する説明
これらの情報を通じて、企業は気候関連の意思決定や対応状況を総合的に開示することが求められている。
財政部は、本基準について、現段階では「試行」として位置付けており、具体的な適用範囲や義務化の内容が定めるまでは、企業の自発的な実施を前提とすることを明記している。今後、制度運用の状況を踏まえつつ、関連部門による追加的な規定や見直しが行われる可能性があるとしている。
(原文)关于印发《企业可持续披露准则第1号——气候(试行)》的通知
(日本語参考訳)「企業サステナビリティ情報開示基準第1号 気候関連(試行版)」の発行に関するお知らせ

