評価額約1.3兆円、エネルギーAI「Kraken」が独立へ オクトパスがスピンアウト

12月29日、英国のOctopus Energy Groupは、自社内で育成してきたエネルギー分野向け技術会社Krakenへの初の単独投資ラウンドを実施し、同社を正式に分社・独立させると発表した。今回の取引により、Krakenの企業価値は86.5億ドルと評価された。
投資ラウンドは、D1 Capital Partnersが主導し、Fidelity International、Durable Capital Partners、カナダのオンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teachers’ Pension Plan Board)が参加した。新規および既存投資家は、Krakenの株式約10億ドル相当を取得し、同時にオクトパス本体にも約3.2億ドルが追加投資された。分社後もオクトパスはKraken株式の13.7%を保有する。
Krakenはオクトパス内部で開発されたAI搭載の公益事業向けオペレーティングシステムで、世界70以上の電力・ガス事業者とライセンス契約を結び、約7,000万件のアカウントを支える。1日あたり150億件超のデータを処理し、契約ベースの年間収益は5億ドルを超える規模に成長している。
分社により、Krakenは独立した株主構成とガバナンス体制の下で、公益事業向け中立的な技術プラットフォームとして世界展開を加速する。一方、オクトパスは小売、発電、クリーンテック事業に経営資源を集中し、サステナビリティ分野での成長を図る。
(原文)Octopus Energy Group to spin out Kraken at valuation of $8.65bn
(日本語参考訳)オクトパス・エナジー・グループ、評価額86億5000万ドルでクラーケンをスピンオフへ

