精製・物流資産を再編、循環型経済を軸に産業転換を加速

1月5日、イタリアのエネルギー大手Eniは、精製・転換部門「Refining Evolution & Transformation」の事業ブランチを、新会社Eni Industrial Evolution S.p.A.へ移管したと発表した。移管は1月1日付で実施された。

Eni Industrial Evolutionは、欧州および中東における製油所や貯蔵拠点などの既存資産を管理するとともに、循環型経済の視点を含む産業転換を推進し、新たな産業サプライチェーンの構築を担う。今回の組織再編は、経営の最適化と業務プロセスの簡素化・迅速化を目的とするもので、Eniが掲げる生産から消費までの完全脱炭素化エネルギー提供戦略の一環に位置付けられている。

同社の事業範囲には、サンナッツァーロ・デ・ブルゴンディ製油所(パヴィア県)、タラント製油所、ミラッツォ製油所の合弁持分、リヴォルノ製油所、ロバッソメーロ工場、サン・フィリッポ・デル・メラにある南部研究センター、貯蔵基地やパイプラインなどの主要物流資産、さらにEcofuel社およびCostiero Gas Livorno社の持分が含まれる。

原料や半製品の精製、製油所・貯蔵拠点での受入・保管・出荷といった業務は、Eniと新会社との契約に基づき継続され、許認可や通関関連の権限も移管される。Eni Industrial Evolutionの会長兼CEOにはウンベルト・カッラーラ氏が就任した。

(原文)Eni Industrial Evolution, new company for industrial transformation
(日本語参考訳)産業変革のための新会社、Eni Industrial Evolution

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