オーストラリアの非営利団体「ミンダルー財団」は先月、「プラスチックごみの生産者索引」と題した報告書を発表した。この報告書は、世界の主要化学メーカーや資産運用会社、および金融機関が、使い捨てプラ製品の生産にどれくらい寄与しているかを示している。
今年1月には、金融機関を監視する環境保護グループ「ポートフォリオ・アース」が、銀行によるプラスチック関連融資の実態や環境への影響をまとめた報告書「プラスチックへの融資」を発表した。
また米金融業界紙アメリカン・バンカーは、「銀行は近年、化石燃料業界への融資を減らすよう投資家や環境保護グループから圧力を受けてきたが、今度は、プラスチック業界との関係を見直すよう求められている」と報じるとともに、銀行の中にはすでに、プラごみ問題に取り組み始めているところもあるとも伝えている。