9月30日、環境省は「着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方」を公表した。
脱炭素社会の実現に向けて、環境への影響を未然に防止しながら、再生可能エネルギーの最大限の導入を円滑に進めていく必要性が高まっており、令和3年6月18日に閣議決定された規制改革実施計画においても、洋上風力発電の事業終了後の原状回復義務や残置規制の明確化について措置することとしている。今回、令和3年7月から9月までの全3回にわたり、検討会を開催することで、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に基づいた着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方について検討し取りまとめた。
廃棄の許可申請に係る手続等に関しては、手続の全体フローと取り扱う範囲等を定めた。着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方については、海洋環境の保全に著しい障害を及ぼすおそれがない廃棄方法や、海洋に捨てる方法以外の適切な処分の方法及び、廃棄後の監視報告のあり方について整理している。
【参照ページ】着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方