環境省、「着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方」を公表

9月30日、環境省は「着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方」を公表した。

脱炭素社会の実現に向けて、環境への影響を未然に防止しながら、再生可能エネルギーの最大限の導入を円滑に進めていく必要性が高まっており、令和3年6月18日に閣議決定された規制改革実施計画においても、洋上風力発電の事業終了後の原状回復義務や残置規制の明確化について措置することとしている。今回、令和3年7月から9月までの全3回にわたり、検討会を開催することで、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に基づいた着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方について検討し取りまとめた。

廃棄の許可申請に係る手続等に関しては、手続の全体フローと取り扱う範囲等を定めた。着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方については、海洋環境の保全に著しい障害を及ぼすおそれがない廃棄方法や、海洋に捨てる方法以外の適切な処分の方法及び、廃棄後の監視報告のあり方について整理している。

【参照ページ】着床式洋上風力発電施設の廃棄許可に係る考え方

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る