INPEXとVenture Global LNG、LNG 売買契約を締結

INPEXとVenture Global LNG、LNG 売買契約を締結

12月27日、株式会社 INPEXは子会社の INPEX Energy Trading Singapore Pte. Ltd.を通じて、Venture Global LNGのグループ会社である Venture Global CP2 LNG, LLC との間で LNG 売買契約を締結した。

本契約によりINPEXグループは、世界有数のLNG輸出国である米国からLNGを長期的に調達することで、LNG供給能力の拡大と供給ソースの多様化を図り、より一層世界のエネルギーの安定供給に貢献していく。

本契約に基づき、INPEXグループは、同社が米国ルイジアナ州にて開発を進める CP2 LNG プロジェクトより、年間約 100万トンのLNGを20年間にわたりFOB(本船渡し)にて購入する。本プロジェクトは必要な許認可の取得を経て、2023年頃に建設を開始する予定である。また、本プロジェクトより調達したLNG をINPEXの直江津 LNG 基地向けに供給するほか、本邦をはじめとする国内外の需要家の皆様への供給も予定している。

INPEXは、2022年2月9日に「長期戦略と中期経営計画 INPEX Vision@2022」を発表しており、その中でトレーディング事業の拡大及び中下流事業強化を掲げている。その取り組みを強力に推進するべく、年間 300 万トン程度の LNG 取扱量拡大を図り、参加プロジェクト権益分と合わせて 2030 年の LNG 取扱量を年間 1,000 万トン程度とすることを目指している。本契約は、この目標達成のための重要な取り組みとなる。

【参照ページ】
Venture Global LNG 社との LNG 売買契約の締結について(お知らせ)

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-8

    欧州委員会、サステナビリティ報告関連法規(第三国ESRS)の制定を延期へ

    10月6日、欧州委員会は金融サービス分野における115の「重要ではない2次法(regulatory…
  2. SASBスタンダード対照表の作成ステップ(開示項目一覧表ダウンロード資料付)

    2025-10-7

    SASBスタンダード対照表の作成ステップ(開示項目一覧表ダウンロード資料付)

    サステナビリティ情報開示の質を高めることは、今や重要な経営課題である。単なる開示義務の遵守ではなく…
  3. 2025-10-7

    投資家が注目する「気候対応」クライメイトウィーク2025が示した新潮流

    9月21日から28日まで国連総会と並行して開催されたクライメイトウィークNYC 2025は過去最大…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る