Zalando、誤解を招くような製品のサステナビリティに関する主張を削除

Zalando、EU委員会との取引で誤解を招くような製品の持続可能性に関する主張を削除

2月22日、オンライン・ファッションとライフスタイルの小売業者Zalandoは、欧州委員会および欧州各国の消費者当局との対話を経て、自社ウェブサイトの商品横に表示されているサステナビリティの旗やアイコンのうち、その商品の環境面での利点について消費者に誤解を与える可能性のあるものを削除することを約束した。

本合意は、欧州の法律家たちが、グリーンウォッシュに対処し、企業による誤解を招く情報から消費者を守り、企業や製品の環境的・社会的属性について消費者により明確なコミュニケーションを提唱することを目的とした一連のイニシアティブを推進している中でなされた。

新たな合意のもと同社は、すべてのウェブページからサステナビリティの旗を削除し、商品の横に表示されていた葉っぱや木などの誤解を招くアイコンをすべて削除すること、「サステナビリティ」という用語や、正当な理由なく環境や倫理的利益を示すその他の用語を使用しないこと、リサイクル素材の使用率など明確な商品情報を提供することなど、多くの行動を約束した。

また、商品の詳細ページで商品のサステナビリティの利点に関する明確な情報を提供すること、商品規格や同社のサステナビリティに関連するアプローチや戦略に関する情報を掲載したウェブページで「サステナビリティページ」を改訂すること、さらに、環境に関する主張が重要な環境側面に基づくものであることを保証することを約束した。

【参照ページ】
(原文)Zalando commits to provide clearer information for consumer following EU action
(日本語参考訳)Zalando、EU委員会との取引で誤解を招くような製品の持続可能性に関する主張を削除

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る