メドトロニック、初のチーフ・サステナビリティ・オフィサーを任命

2月21日,医療機器メーカーのメドトロニックは、ラマン・ヴェンカテッシュ氏を同社初のチーフ・サステナビリティ・オフィサーに任命し、環境サステナビリティ戦略の策定と実行を主導する責任を負うと発表した。

ヴェンカテッシュ氏はデンマークのサステナビリティ・テクノロジー企業アクアポリンからメドトロニックに入社し、エグゼクティブ・バイスプレジデントとして商業活動を含むグローバル・マーケット・ソリューションを担当した。また、タウ・ベンチャーズでは、AIに特化したVCファンドやヘルスケア、エネルギー、モビリティ分野の投資先企業に助言を提供してきた。また、SAEインターナショナルのEVP兼COO、Eureka Forbesの戦略ビジネスユニットCEOなどの要職を歴任。

メドトロニックの環境目標には、2030年までに事業運営上のカーボンニュートラルを達成し、2045年までにスコープ1、2、3の排出量を含めてネット・ゼロエミッションを達成するという野心と、再生可能エネルギーと代替エネルギーから50%のエネルギーを調達し、水使用原単位を15%削減し、廃棄物原単位を15%削減するという2025年目標が含まれている。同社は2023年、科学的根拠に基づく短期的な排出削減目標と、科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)による検証のための長期的なネット・ゼロ目標を設定し、2025年に提出することを約束した。また、2023年には、循環型社会と包装材削減に関するいくつかの新たな目標を設定した。

【参照ページ】
(原文)SWANSON SCHOOL ALUMNUS RAMAN VENKATESH APPOINTED INAUGURAL CHIEF SUSTAINABILITY OFFICER AT MEDTRONIC
(日本語参考訳)メドトロニック、初のチーフ・サステナビリティ・オフィサーを任命

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    2025-1-22

    炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    温室効果ガス(GHG)の排出削減が企業の重要課題となる中、「炭素会計」はその解決策として注目を集め…
  2. 2025-1-21

    アメリカがパリ協定から離脱表明、気候変動対応も転換。

    1月20日、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を正式に…
  3. 2025-1-20

    モルガン・スタンレー等の米大手銀行がNZBA脱退。GFANZは再編を発表し資本獲得へ

    1月2日、ロイターによれば、投資銀行のモルガン・スタンレーは、ネットゼロ・バンキング・アライアンス…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る