1月9日、サステナビリティに焦点を当てた投資運用会社Mirovaは、電力会社Engieがスペインのゴヤ・プロジェクト(総発電容量194MWの風力発電所7カ所のポートフォリオ)の株式51%を取得したことを発表した。
当初2016年に落札されたゴヤ・プロジェクトは、補助金なしで建設されたスペイン初の再生可能プロジェクトであった。同プロジェクトは2018年に建設が開始され、2020年からフル稼働している。
同プロジェクトはまた、2018年にEngieと締結した、同国で開発中の風力発電所の電力購入契約(PPA)を締結したスペインのエネルギー市場初のプロジェクトでもある。
Mirovaは2018年4月、欧州エネルギー移行ファンドMirova Eurofideme 3(MEF3)を通じて、15%の株式を取得したEngieのほか、25%のGeneral ElectricとForestaliaとともに、Goyaの株式51%を取得した。今回の買収により、Engieは同プロジェクトへの出資比率を66%まで高めることになる。
両社は、今回の買収はスペインにおけるEngieの成長戦略に沿ったものであり、同国における既存の再生可能エネルギー設備容量170万kWに追加されると述べた。
【参照ページ】
(原文)ENGIE acquires MIROVA’s 51% stake in the Goya wind project
(日本語参考訳)Engie、Mirovaから194MWのスペイン風力発電ポートフォリオの過半数株式を取得