キャタピラーとCRH、電気式オフハイウェイ・トラックの導入に向けたパートナーシップを開始

キャタピラーとCRH、電気式オフハイウェイ・トラックの導入に向けたパートナーシップを開始

1月8日、建設・鉱山機械、エンジン、タービン、機関車の大手メーカーであるキャタピラーと、建材メーカーのCRHは、CRHの事業用にバッテリー式電気オフハイウェイ・トラックを開発・配備する新たな戦略的電動化契約を発表した。

両社によると、CRHは北米最大の骨材メーカーであり、キャタピラーと電動化契約を締結した業界初の企業である。

新契約の下、両社はキャタピラーの70~100トンクラスのバッテリー式電気オフハイウェイトラックと充電ソリューションの北米のCRH拠点への配備を加速させることに注力する。

CRHはまた、キャタピラーのバッテリー電気オフハイウェイ・トラックのアーリーラーナー・プログラムに参加し、実際の用途でユニットの試験と検証を行う。2021年に開始された同プログラムは、顧客の現場におけるキャタピラーのバッテリー電気トラックの開発と検証を加速させることに重点を置いている。CRHはまた、骨材業界の安全性、性能、運用、コンプライアンス要件に対応するフィードバックを通じて洞察を提供する。

両社によると、この合意はCRHの気候変動目標をサポートするもので、2030年までに炭素排出量の絶対量を2021年比で30%削減し、2050年までにネット・ゼロを達成するという目標が含まれている。

【参照ページ】
(原文)Caterpillar Signs Strategic Agreement with CRH for Electric Off-Highway Trucks and Charging Solutions
(日本語参考訳)キャタピラーとCRH、電気式オフハイウェイ・トラックの導入に向けたパートナーシップを開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-15

    ESGフロントライン:移行計画の“実行力”が企業価値を左右する時代へ

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-7-15

    ESRS開示項目66%削減案へEFRAGが草案公表。ダブルマテリアリティ評価も負担軽減

    7月、欧州のサステナビリティ報告基準を策定する欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、欧州サステ…
  3. ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025-7-11

    ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025年7月に公表されたSASBスタンダードの改訂案は、IFRS S2の産業別ガイダンスと連動す…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る