SEADイニシアティブ、製品省エネ効率の共同声明への新たな国の参加を発表。日本も参加

SEADイニシアティブ、製品省エネ効率の共同声明への新たな国の参加を発表。日本も参加

SEADイニシアティブ(Super Efficient Appliances Deployment)は、製品の省エネ効率に関する行動のための共同声明に日本を含む新たな国が署名したと発表した。

SEADイニシアティブとそのパートナーは、世界の電力需要の40%以上を占める4つの主要製品(産業用モーターシステム、エアコンディショナー、冷蔵庫、照明)のエネルギー効率を倍増させるという取り組みに注力している。

SEADイニシアティブは、これらの製品のエネルギー効率を2倍にすることで、エネルギー需要を大幅に削減し、温室効果ガスの排出を回避でき、大気、健康、雇用、送電網の安定、エネルギー安全保障、COVID-19危機からのクリーンで強靭な経済回復の支援など、国家的なメリットもあるとしている。

これらを実現するために、COP26議長国である英国とIEAは、家電製品のエネルギー効率に関する過去最大の国際的な取り組みである「COP26製品効率行動要請」を開始した。これは、SEADイニシアティブを強化し、各国がより早く、より簡単に、より低コストで高い野心を達成できるよう支援することを目的としている。

2021年11月現在、以下の14のSEADメンバーが共同声明に賛同している。
・オーストラリア
・ブラジル
・チリ
・コロンビア
・デンマーク
・ドイツ
・ガーナ
・インド
・インドネシア
・日本
・韓国
・ナイジェリア
・スウェーデン
・イギリス

【参照ページ】
(原文)The COP26 Product Efficiency Call to Action
(日本語訳)COP26の製品効率に関する行動要請

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る