気候変動テック、Electricity Maps が電力最適化ソリューションで500万ドルを調達

5月7日、気候変動テクノロジーのスタートアップ、Electricity Maps は、500万ユーロ (540万米ドル) を調達したと発表。同社は、世界の電力網を地図化し、エネルギーデータを見える化し、脱炭素をサポートするソリューションを拡大するとしている。

Electricity Maps(デンマーク;2016年設立) によると、同社のサービスを導入すると電力源を定量化したデータを企業に提供することで、電力使用での二酸化炭素排出量を理解でき、削減できるようになるとのこと。同社のソリューションは、企業が電力使用上の二酸化炭素排出について詳細なレベルで開示するのに役立つ。

特に、多くの再生可能エネルギー源が送電網に追加されることで、より多くのグリーン電力が送電網で利用できる場合に備えてエネルギー使用を計画するのに役立つ。

Electrical Map のプラットフォームは現在、米国、ヨーロッパ、オーストラリア、南米とアジアの主要な都市 230の地域をカバーする排出量と電力源に関するデータへのアクセスを提供。同社によると、世界中で詳細にマッピングすることでデータプラットフォームを拡張し、より関連性の高いアプリとAPI連携を実現するとしている。

【参照ページ】
(原文)Electricity Maps raises €5M to scale its global impact

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る