2月14日、BASFは、粘着性と剥離性を両立した接着剤「Acronal RCF 3705」・「Acronal RCF 3706」の開発を発表した。
今般BASFが開発した接着剤は、「Papiertechnische Stiftung」(PTS)から認定を受けている。PTSは、あらゆる分野の企業に対し、最新の繊維を用いたソリューションの開発・適用を支援するドイツの研究・サービス機関である。
今回開発した接着剤はプロセスの早い段階で簡単に剥がすことができるため、再生紙や板紙パッケージの再利用や印刷を問題なく行うことが可能であり、パッケージングリサイクルにおける根本的な問題解決へとつながる。
本ソリューションは、EUのグリーン・ディールに掲げられている持続可能な循環型経済の実現に向けたBASFのコミットメントを再確認する契機となる。EUはグリーン・ディールを成立させることで、2050年までに産業と社会における気候変動をニュートラルにする目標を掲げており、BASFも目標達成に向け、2020年に業界横断的な連合体であるCELAB(Toward a Circular Economy for Labels)の創設メンバーとなった
CELABは、ラベル業界の環境負荷を低減するためのソリューションに取り組み、あらゆる業界の自己粘着ラベルのサーキュラー化を目指す。またBASFの革新的な接着剤技術は、今後他セクターのサーキュラー促進にも着手する。
【参照ページ】
(原文)BASF has developed new adhesives for labels that no longer interfere with paper and paperboard recycling
(日本語訳)BASF、紙・板紙の再利用促進に向け、2種類の接着剤を新開発