
7月29日、米カリフォルニア州オークランド発—太陽光発電導入プラットフォームを提供するプランテッド・ソーラーが、Pivaキャピタルをリード投資家とする総額1,200万ドル(約19億円)の資金調達を発表した。既存投資家のブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ、コスラ・ベンチャーズ、チームビルダー・ベンチャーズも参加している。
米国では2024年に追加された発電容量の84%が太陽光と蓄電池によるものだったが、土地制約やコスト高騰、施工の遅れが業界全体の課題となっている。こうした状況下でプランテッド・ソーラーは、開発プロセスを統合・効率化するプラットフォームを提供し、プロジェクトの迅速な展開を支援している。
プランテッドのソリューションは、デジタル計画ツールによる最適レイアウト設計、地形追従型高密度アレイの採用、現場ロボティクスによる迅速施工を組み合わせ、プロジェクトのリスクとコストを削減しつつ、導入スピードを2倍に引き上げる。特に、従来比50%の土地利用削減、最大27%の傾斜地活用、鋼材使用量70%削減、エネルギーコスト30%削減といった効果を実現している。
Pivaキャピタルのマネージングパートナー、マーク・グディクセン氏は「ソーラー業界は10年待つ余裕がなく、今すぐ課題を解決する必要がある」と述べ、プランテッドの実用的なイノベーションを高く評価している。
プランテッドは新たな資金を活用し、米国内外での展開を加速する方針であり、アジア太平洋地域や欧州市場への進出も視野に入れている。
(原文)Planted Solar Secures $12M to Accelerate Solar Deployment
(日本語参考訳)Planted Solar、太陽光発電導入加速のため1,200万ドルを調達